1928(昭和3)年の今日はその日なんだそうで。
周りの人たちの誕生日には、申し訳ないくらい無頓着なんだけど、
今TVでやっている特集を見て、ちょっと書いてみたい。
手塚治虫さんの作品は、まだ読み込んでないなと思うけど、
本当に偉大な作者。
印象としては、人間の悲哀の面をたくさん描いてるなということ。
その理由をTVで言っていた。
10代の時期に太平洋戦争がどーんと存在して、
たくさんの人が死に、
自分は生き残った。
偉大な技術と大いなる熱意と、そして尊い命をつぎ込んで、
人間が殺し合うのが戦争。
それを痛感したことで、『ヒトラー告ぐ』『どろろ』などから
『鉄腕アトム』までつながってるように思う。
殊に、戦争というものの経験から得るものは、
両極になるんじゃないかと思う。
「・・・・・戦争が非常に長期に及んだため、多くの者がかたくなになった。
戦争が非常に長期に及んだためにそうなったのである。
しかし、苦難を受けたために柔和になった者も多く、
彼らは神の前に心底謙遜にへりくだった。」
(『モルモン書』アルマ書62章41節)
戦争で打ちのめされて、身近な人の死をずっと恨んで、卑屈になっていく道が1つ。
戦争によって、命の尊さに気づいたり、人がやることの愚かさに気づいて何とかしていこうと、
前向きに生き続けるのを選ぶのが、もう1つ。
もちろん戦争が極限状態なんだから、選ぶのは難しいのは確か。
はたして自分にはよい方を選べるだろうか???
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