南アW杯でベスト16入りした日本代表の原動力は、もちろん本田圭佑(24)だが、松井大輔、長友佑都、川島永嗣らのようにテレビでなぜか見かけない。実は、視聴率アップ間違いなしの本田を民放各局が番組に担ぎ出そうとシャカリキになっているが、本人はその気なしで、今もサッカーで頭がいっぱいのためだという。
実際、本田は母校の生徒の激励などは快く引き受けても、テレビ出演はすべて断っている。フジテレビが「SMAP×SMAP」の1回の収録に、SMAPよりも高い650万円のギャラを提示したが、けんもほろろだったとか。そこで「出演を成功させた担当者には金一封」とハッパをかけているテレビ局もあるほどだ。
本田のマネジメントはエイベックスが担当している。テレビの出演ギャラは60万円以上とされ、サッカーと無関係のバラエティーになると100万円を下らない。それでも、これまで100本以上の出演オファーを断っているというから、声をかけても無駄というものだ。
本田はロシアのCSKAモスクワの所属。W杯の活躍でスペインのセビリア、イングランドのマンチェスターCなど名門クラブが本田に食指を動かしていて、移籍金は20億円を超えるとの報道もある。しかし、本人の希望はスペインの「レアル・マドリードの背番号10番」で自説を曲げようとせず、この点でも、ゴーイング・マイウエーだ。
今、本田がメディアと距離を置いていることは評価していいし、結果的にプラスではないか。広告代理店関係者が言う。
「松井や長友、川島みたいにテレビに出まくっている選手よりも、4年後のブラジルを見据えて動き始めている本田はアスリートとしてマトモです。今のままのイメージもキープできます。実際、1本あたりのCMの出演料がこれまでの3、4000万円から1億円になるという話も流れている。バラエティーで稼がなくても、収入は一気に増えます」
本業とCMで大金を狙う――。日本代表のエースとしては正解である。
(日刊ゲンダイ2010年7月8日掲載)
[ 2010年7月9日17時00分 ]
ゲンダイにしてはまともな記事で。
TVの露出性ってもっとしっかり判断しないといけない。
顔も声も晒されるし、作り手も勝手な装飾も付いてくるし。
特に節操のない放送局が跋扈してる現状では。
本田さんがマネジメント会社と一緒にそういう方針を立ててやってるのであれば、
とても賢明なやり方で、誉められるべきでしょう。
CM出演料がバカ高いというのは、
また別の問題でしょうが。
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