奴隷になるのがどんな状態か考えたことはあるだろうか?
もちろん、今を生きる日本人はまずないだろう。
世界中の多くの人だってほとんど同じだろう。
奴隷を生み出す社会的なしくみを、
多くの国が否定し、なくしてきた背景があるから。
ただ、歴史に目を向ければ、ほとんどあらゆる時代に、
あらゆる国・地域に奴隷が存在する。
さらには、今生きている状況でも、ひょっとしたら知らず知らずに、
何かもしくはだれかの「奴隷」になっているかもしれない。
そんなことを言ったって、ぴんとこない。
なので「奴隷」になるのがどんな状態かを知っていれば、
自分がその状態になりそうになった時に、
「あっ今危ないかも」と気付くことができるのはないか。
世の中の最大のベストセラー『聖書』を、
それを含む「聖文」と呼ぶものを毎日コツコツ読む理由の1つ。
すなはち、「奴隷」になりそうな兆しに気付いて、
自分と大切な人を守ること。
前置きが長くなったけど、今日の聖書からの一言。
「われわれは首にかけられて追い使われ、
疲れても休むことができない。」(旧約聖書 哀歌4:5)
一般の歴史でも普通に出てくる、ユダヤ人のバビロン捕囚の時に生きていた、
エレミヤという預言者が自分の仲間の状況を嘆いているのが「哀歌」。
1つの国の人まるごと奴隷になった状況下だ。
「疲れても休むことができない。」
いろいろなことでこんな状況になりかけていたら、
「奴隷」になりかけているかもしれない。
まずその兆しに気付くことが大事だろう。
とりあえずここまで。
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