風は山河より〈第1巻〉 (新潮文庫) 宮城谷 昌光 (文庫 – 2009/10/28)
宮城谷さんの文章は漢文がベースなので、
慣れるまでは固いと感じるだろう。
日本の戦国期を題材にしたこの作品でもそこはぶれない。
でも、漢字ができる表現の幅というのがとても広くて豊かだと感じられる。
「仁崎は景勝の地である。
・・・・・天の蒼(あお)、地の青、海の碧(あお)に染まる屋敷に吹く風も緫(あお)い。」(119頁)
ひと口にいっても、人間の感じる「あお」にはいろいろあるものだ。
「あおーん」とか。。。いや、よくわからない。
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