In colonial times, labor was in great demand in America. During the 18th and early 19th centuries, potential immigrant laborers were recruited in Great Britain, Germany, and other European countries, but many who were willing to go could not afford the cost of travel. It was not uncommon for these to travel under an indenture or contract, promising to work after their arrival for a certain period of time without wages as payment for their passage. Others came with the promise that family members already in America would pay their fare upon arrival, but if that didn’t happen, the newcomers were obliged to pay their own costs through indentured service. The term used to describe these indentured immigrants was “redemptioners.” They had to redeem the cost of their passage—in a sense, purchase their freedom—by their labor.1
植民地時代にアメリカでは,労働力の需要が非常に高まっていました。18世紀と19世紀初頭,イギリスやドイツをはじめ,ヨーロッパ諸国で移住を望む労働者の募集がありました。希望者はいたのですが,その多くは旅費を払う余裕がありませんでした。そこで,移民後に一定の期間,無給で働いて旅費を払うという契約を結ぶことがよくありました。あるいは,すでにアメリカに住んでいる家族が,到着した者の旅費を払うという約束で移住することもありました。しかし,その約束が守られない場合には,一定期間無給で働いて渡航費を返済する義務がありました。「無賃渡航移住者」はこうした契約移民を指す言葉です。ある意味で,彼らは自分の自由を買うために,労役によって渡航費の代償を払わなければならなかったのです。
(2013.4 General Conference “Redemption” By Elder D. Todd Christofferson )
” redemption”, 日本語では「贖い」は日常的な言葉ではなく、決してわかりやすい言葉ではないだろう。
なので、理解しようと思ったら、何だろうと思ったら、1つずつ実際に使われている例をつかんで、積み重ねていくしかない。辞書を開いて1発で理解できる類ではないから。
歴史上ではぽろっぽろっと出てくる。上の引用もその一例。
ひとことで言えば「代価を払って買い取る」ということになるが、
現実の世界で「贖い」が現象として起こった時に、どんなことになるのかは、
形のいかんを問わず、個人的な経験としてぶつかってみないとわからない。
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