勉強ができないことで怒られてきた
◇ 事象
次にあげるような場面で、一度または何回も怒られてきた。
- テストの点数がよくない
- 授業で、問われても挙手しない(できない)、
当てられてもうまく答えられない - 宿題が出されたことを忘れてしまう
- 提出物が期限までにやり切れず提出できない
- 板書がうまく書き取れない
- できない/嫌い、と一度思うと先に進めない、やる気が起きない
親御さんとの初回面談の8割くらいで耳にするのは、
「勉強を見ていて、できないと叱ってしまいます」
「定期テスト前、一緒に勉強するんですが、いつもバトルになります」
「家の中で見るのはもう限界です。。。」
本来は「生徒さんの対策」が先に来るのですが、
この事象については、とりあえず大人が対策を取るのが先です!
◇ 講師(・親御さん)の対策
問題が解けなくても、成績が悪くても、「本来ここまではできていないと…」と思っても、
期限に間に合わなくても、
・決して怒らない!
・イライラしない/させるような言動をしない!
ー
・手が止まっていたり、イライラして、混乱が見て取れるときは、
「いったんやめよう」「冷静になろう」
・取り組む意欲がある時は、「(何日でも)時間をかけていいよ」
・意欲がなくなった時は、「いったん置いておこう」と解くのやめる
⇒この事象が見られるケースの多くは、経験則では、
お母さまが学校の勉強や受験をまじめに頑張ってこられた。
または、ご自分の成績がどちらかといえば優秀だった場合です。
もう一つは、様々な情報から取り入れた”世間の基準”とわが子の比較している場合です。
ここまでできないとつらくなるというのがわかっている。
できるようになるはずだ。
できないと困る。
一言で言うと、お子さんへの「期待値」が高いのです。
それで、その期待値に達していないお子さんを見て、怒ったり、イライラしてしまう。
ですから、ここは大人が自身の考えと感情をコントロールして、
「勉強ができないことは”悪”ではない。
授業をうまく受けられないのは、何か見方や考えを変えて、
他の方法を取る必要がある」
と基本的な考え方と行動を変えること。ここが出発点です。
◇ 生徒の対策
・勉強ができないことや解けないこと、点数が上がらないことは、
”悪いこと”ではないし、人間としての価値を下げることではない、と考える!
・できないことがあると認める(誤魔化さない、隠さない)
・自分で解けないものは、一度冷静になる。または、一度ほったらかす。
または、友達や大人に助けを求める
◇ まとめ
これまでの蓄積が厚いほど、この状況を解消して、まずはマイナスをゼロに戻し、その先に進んでいくのには、神経を使い、徹底した工夫と時間が必要です。
それでも、まずは第一歩を踏み出す。小さい行動から始めたいですね。
家族や親子内で抱えるのではなく、一度外部に、まず愚痴でもよいので話してみてもよいかもしれませんね。
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タグ: LearningCenter, StudyCenter, 学習障がい, 発達障がい
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