新刊や話題をひと通り揃えて、路面店で、という本屋さんは、
正直なところ、商売に合わないかもしれません。
紙の本の需要が低くなり、”活字離れ”なる実態があるのかないのかわからない傾向を持ち出すまでもなく、
少なくても一定数は必要でも(住宅地やオフィス街近くの駅前や大規模商業施設等)、
それ以外は在庫数と店舗運営関係の費用を考えると。。。というのが現実だと思います。
しかし、電子媒体と共に、書籍で知を伝える手段として、これからも確かに残っていくはず。
やり方によっては、会社として伸びている企業だってあるんだから。
例えばこちら
不況の出版市場で売り上げ3倍 Z世代に「紙の本」を売る仰天戦略 2023年01月31日
本屋さんのもう一つの形態として増えてきているのが、
「ひと箱書店」。
一定のスペースの中に、本棚よりも高さのある、ちょうど学校の個人に割り当てられた棚が設けられていて、1区画ずつのテナントのような形で借りて、
コンセプトやお気に入りの本を並べて出版する。
その中の1つが、渋谷のヒカリエ8Fにあるひと箱書店。
Twitterで知ったのだが、中学受験の国語で出典された本を集めた本屋さん。
『みこと書店』
— 齊藤美琴 | 中学受験と本のこと📚 (@_piccolita_) November 24, 2022
本屋さんを開きました🤓
渋谷ヒカリエの8階にあるシェア型書店『渋谷〇〇書店』にて、本屋さんをします。中学入試の問題に使われた本を中心に揃えました。渋谷にいらした際は足を運んでみてくださーい!
(12:00-18:00/水曜休み!) pic.twitter.com/PWN6QHsBcu
職業柄というか、単なる興味なのか、とりあえずお邪魔させてもらいました。
難易度を上げるためだったり、思春期手前の感受性が鋭くなりつつある子たちに向けて、
刺激を与えられるような作品が多いのもあり、
「受験出典作品を集める」というコンセプトで十分に書店の1区画ができるのです。
写真のように、1冊ごとにコメントを付けて売られている本は、
まちがいなく付加価値を付けて売れる書籍になるはずです。
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