古いものに錨をもつ

2015-04-21 | からnakmas | ファイル: 未分類.
うちの下の子4歳がひらがなを覚え始めた。

何から覚えたかというと、
何年も前から使っている「ことわざかるた」。

いもとようこさんの絵が、
こどもには親しみやすくて、手に取りやすいとは思ってきたけど、
これがきっかけでひらがなを覚えれるとは思いもよらず、
さらには、ことわざそのものまで、彼の中に覚えられることになった。

最初は自分の名前や幼稚園のともだちの名前に入っている文字から入って、
そんなに早いペースではないけど、
気が付いたら他の文字まで読めるようになっていた。

そのうちに、かるたのないところ、
遊んでいる公園や、外出先で
「た」と先に言って、「たつとり あとを にごさず」などと暗唱し始めた。
「あ」はなんだっけ?とふると、「あたま かくして しり かくさず」などなど。

そうしていくうちに、
短い文章で書かれている絵本を読むようになった。
この前の土曜日に。
5秒に1文字くらいのペースで、頭の中のデータベースを呼びにいって、
はじき出し、1音を声に出す。

その記念すべき絵本は、きたやまようこさんの「ゆうたくんちの いばりいぬ」シリーズ。


最初の本がこんな皮肉要素の本でよかったかな??
個人的には、でかした!という感じだけど。

人ってこうやって文字を習得し、
聞いて覚えた言葉から、読む言葉も学んでいくんだな、
と興味深い。

ことわざの話に戻るけど、
これらを先に覚えたことがのちのちどういう影響になるか、
とても楽しみ。

別に古い世界だけにとどまってほしいなんてさらさらない。
むしろいろんな世界のことを学んでいってほしいけど、
外にものおじせずに出ていく船になるために、
装備する、確かなひとつの錨になってくれたら、
親としては万々歳だなと。

想像が先走りしすぎました。。。


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