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長友さんのおかげで、TVのゴシップネタにもなったイタリア サッカー。
その中の1チーム、ユヴェントスという名前の由来は古代ローマ、
初代皇帝アウグストゥスが整えた組織にあった。へぇ~
・・・アウグストゥスによって制度化された「ユヴェントス」とは、スポーツ・チームの名ではなく、肉体の鍛錬とチーム・ワークの精神の習得を目標にかかげた、九歳から十七歳までの少年たちで構成される団体組織のことであった。
・・・・・
現代になって、まずムッソリーニのファシズム政権がこれをまねた。そして、多くのことをムソリーニに学んだヒットラーが、これもまねたのである。まねたのは、右派の全体主義者ばかりではない。左の共産主義諸国もまねている。まったく、右であろうが左であろうが、現代は、古代ローマの、敗者さえも同化する精神は学ばないでおいて、敬礼や行進のやり方とか、そしてこの「少年団」のようなことだけをまねたのである。ヒットラー・ユーゲントにユダヤ系ドイツ人の子弟まで入団できていたら、それはもはや、ナチズムではなくなっていたであろうけれど。
すばらしいセンスの、チクリッと刺さる皮肉。
現在の主義主張のはっきりしない人たちも、同じく見習わないとね。
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