サンケイスポーツ – 2010/8/26 21:59
(セ・リーグ、ヤクルト3-9横浜、19回戦、ヤクルト11勝8敗、26日、神宮)ヤクルトは3連勝でストップし、貯金は「0」となったが、先発の由規が日本人最速となる161キロをマークした。
スコアボードに表示された『161キロ』に、神宮がどよめいた。
歴史的瞬間は五回一死に起きた。スレッジへのカウント2-2からの5球目。内角に外れた直球は、神宮のスピードガンで球速161キロを計測した。
自己最速158キロを、いきなり3キロ上回る日本人最速をたたき出した。日本球界では、巨人・クルーンの162キロに次ぐ2番目のスピード記録だ。
「スピードが上がるにこしたことはないけど、常時147、148キロの高めのストレートで空振りをとれるようになりたい」
日本人最速タイの158キロを出した7月29日の広島(神宮)の試合後、由規は“こだわり”を語っていた。スピードだけではプロでは勝てない。プロ3年目で得た哲学だが、由規自身の想像を超える160キロ超え。日本人未踏の領域に到達した。
序盤は、打たれ出したら止まらない、由規の悪いクセが出てしまった。一回に村田、下園、カスティーヨに適時打を浴びていきなり3失点。それでも二回以降は立ち直り、横浜打線を封じていった。ここまで自身4連勝で9勝6敗。プロ3年目で初の2けた勝利も現実に近づいた。その前に、まずは日本人で初めて160キロの壁を打ち破ることに成功した。
今年のプロ野球は混戦、混戦でなかなかおもしろい。
個人の売り込みもプロの仕事だけど、
やっぱりチームの勝利がいちばん大事なんだろう。
でもこの161㌔という記録はすごいねぇ。
次の目標は、日本プロ野球記録162㌔越えだそうで、楽しみです。
でもこの1㌔・2㌔の違いって投げる方にとってどれくらいの負担なんだろうね。
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