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かりに『衰世感』と名づけよう。
当時の中国の知識人で、多かれすくなかれ、この衰世感をもたぬ者はいなかったであろう。
いたるところでにおう阿片のにおい、亡者のようにふらふらとあるく阿片中毒患者。農村からはじき出されて、街にあふれた貧民、そして乞食の群れ。-こんな情景に接して、世の衰えを感じない者がいるだろうか。
かりに『衰世感』と名づけよう。
当時の中国の知識人で、多かれすくなかれ、この衰世感をもたぬ者はいなかったであろう。
いたるところでにおう阿片のにおい、亡者のようにふらふらとあるく阿片中毒患者。農村からはじき出されて、街にあふれた貧民、そして乞食の群れ。-こんな情景に接して、世の衰えを感じない者がいるだろうか。
衰世感は社会的な雰囲気や事実としてものもあるだろうが、
これを感じて、沈んでしまって何もしないか、そうならないかは、
やはり個人の気持ちのことで、選ぶことができる。
それでも何かできるだろう、せっかくこの時代に生まれてきたんだから。
といつも思っていたい。
むしろ、こういう世の中だからこそ、
這い上がれる好機が転がっているかもしれない。
でも、この『阿片戦争』は、1冊500頁がまだ2冊続く。
んんん、衰世感。。。。。
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