いまさらながら、智と情について

2008-04-10 | からnakmas | ファイル: 人 life, 本 book.
このブログの冒頭の言葉”智と情に告げんとす”。
これは聖書・モルモン書と並ぶ『教義と聖約』という基本聖典の、
1995年以前の日本語訳のくだり。
ちなみに現在の訳では「わたしはあなたの思いとあなたの心に告げよう」
そして原文では”I will tell you in your mind and in your heart”。

つまり、ひとつのことを知性(頭)と感性(心)で理解する、
またはできる、ということ。
これってとても理想的で、望むべきことだと思う。

“頭でわかっちゃいるけど、気持ちが入らない。”
“気持ちはわかるけど、どうも理解できない。”
などは、日常よくあることだから。

今相当浸っている竜馬の世界で、
彼が特にこの”智と情”のバランスを取って成し遂げた、
いちばんの大仕事が薩長同盟だった。
司馬さん自身もここを書きたくて、原稿用紙3千枚も費やしていると言っている。


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